【主催講座　講座終了のご案内】

みなさん、こんにちは★

西都市働く婦人の家です！（＾o＾）

５月にスタートした主催講座『はじめての手話』が先日終了しました！

講座最終回では、手話での自己紹介や１分間手話スピーチを行うという課題が設けられました。

まずはおさらいとして、講座生一人ひとりの苗字をもとに自分の名前を手話で表現する練習から

始まりました。

人名を手話する時、「指文字を使って表す」「漢字の形、ものの形や動きから生まれた手話で表す」

「歴史上の人物やスポーツ選手など有名な人の特徴を使って表す」など、表現のパターンがいくつも

あります。

指文字は、手話が分からなかったり手話の単語にない言葉を一文字ずつ表現する時に使います。

あ行～わ行、濁音（゛）や半濁音（゜）・拗音（ゃゅょ）・促音（っ）・長音（ー）などがあります。

漢字の形の例で言うと、両手の指を使って漢字の「田」を形作り表現したり、ものの形の例で言うと、

景色で見る山の形を手でなぞり「山」と言う字を表現します。

歴史上の人物の例で言うと、佐々木小次郎のイメージのひとつでもある刀を抜く動作で「佐々木」と

いう名を表現します。

他にも様々な表現方法があり、人名の表現は奥深いようです。

次に手話による自己紹介を行います。

先程おさらいした自分の名前の他に、生年月日・趣味・職業など６項目の中から２つ以上選び、手話で

自己紹介をします。

例えば、「私の名前は○○です。」という文章を手話で表現するには、「私」「名前」「苗字」「です」に

分解し、これを手話で表現します。

「私」は自分を指差し、「名前」は片方の手の平にもう片方の手の親指を押しあてます（手の平に印鑑を

押すようなイメージで）。

「苗字」は自分の苗字を表現し、「です」は片方の手の平を下向きにして、自分の近くで手を軽く押し

ます。

手話表現が分からない部分は先生方へ聞きながら、自己紹介を受ける側も読み取りが分からない部分は

先生方が助けてくださいます。

講師・講座生含む全員の手話による自己紹介を終えたら、休憩を挟みいよいよ１分間手話スピーチ

です。

自己紹介の時と同じく、一人ずつ手話スピーチを行います。手話スピーチが進む中、ある講座生は

「ずっと手話を習いたいと思っていましたが、今回の手話講座募集案内を見て迷わず応募しました。

講座で色々教わる中で手話歌をいくつか習いましたが、その中で好きな手話歌が見つかりました。

これからも手話を勉強したいと思います。」といった内容の手話スピーチをされ、皆が共感し拍手を

送られていました。

１分間手話スピーチが終わった後、講座生からの「災害時に使える手話はないですか？」の質問を

もとに、「避難」「体育館」「困っていませんか？」「心配なことは何ですか？」など防災に関係する

手話を習いました。

聾唖者（ろうあしゃ）の方は災害時に外の様子が分からなかったり、避難所にいても食料や生活必需

品の配布に気付かないことがあるので、周囲と動きや様子が違う人がいる場合は聾唖者かもしれない

ので声をかけてあげて欲しい、と先生方が教えてくださいました。

たくさんの手話を習得した講座生の皆さん。これから人と人とを繋ぐ架け橋となられることでしょう。

加持先生、阿萬先生、牧先生、講座生の皆さん、最後までありがとうございました！（＊＾▽＾＊）

そしてこの手話講座は、主催講座を経て講座名を「マダム手話会」に変え継続することとなりました！

講座への加入は男女問わず可能です。加入ご希望の方は、働く婦人の家事務所までお問い合せください。

※お顔が写っている写真の掲載について、講師並びに講座生ご本人の了承を得ております。